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  • [Java]初めてApache Tomcatをセットアップ

    [Java]初めてApache Tomcatをセットアップ

     Javaでウェブサイトを作りたくて Windows クライアントに Apache Tomcat をセットアップしました。色々なサイトを参考にしましたので、わたしもまとめ情報を公開します。

     でもね、開発するだけなら Tomcat も HTTP Server も不要でした。詳しくはこちら↓で紹介しています
    Spring Initializrで始めるウェブ開発

    セットアップするソフトウエア

     ダウンロードしたファイルは次のものになります。今回はすべてZIPファイルをダウンロードしました。ダウンロード先のリンクを貼っておきます。

    JDK (Java Development Kit)

     まずはJDKからセットアップします。
     ダウンロードしたZIPファイル内の[jdk-23]フォルダを任意のローカルディスクに保存します。わたしはフォルダ名を[jdk]に変更しました。

     次にWindowsのシステム環境変数を設定します。Tomcatでも設定しますので、あとでまとめて設定しても良いです。
     [スタート]から[環境変数]を検索して、[システム環境変数の編集]を開きます。[システムのプロパティ]-[詳細設定]タブが開きますので、右下の[環境変数]ボタンを押します。

     [JAVA_HOME]を追加して値をJDKのフォルダ名にします。例えば D:\webservice\jdk になります。
     また[Path]にJDKのフォルダの中の[bin]を追加します。例えば D:\webservice\jdk\bin になります。

    Apache Tomcat

     JDKに続いて Apache Tomcat をセットアップします。
     ダウンロードしたZIPファイル内の [apache-tomcat-10.1.30] フォルダを任意のローカルディスクに保存します。わたしはフォルダ名を[tomcat]に変更しました。

     次に設定ファイルを更新します。
     Tomcatのフォルダにある conf\server.xml をメモ帳で開きます。
     <Connector port=”8080″ から /> までをコメントアウトして無効にします
     <Connector protocol=”AJP/1.3″ から /> までをコメントアウトから外して有効にします
     <Connector protocol=”AJP/1.3″ から /> の間に secretRequired=”false” を追記します。
     <Host から </Host> の間に <Valve className=”org.apache.catalina.valves.RemoteAddrValve” allow=”127.0.0.1″ /> を追記します。
     ファイルを保存して閉じます。

    (Windowsのみ)
     Tomcatのフォルダにある conf\logging.properties をメモ帳で開きます。
     java.util.logging.ConsoleHandler.encoding = UTF-8 行を java.util.logging.ConsoleHandler.encoding = SJIS に変更します。

     次にWindowsのシステム環境変数を設定します。
     [CATALINA_HOME]を追加して値をTomcatのフォルダ名にします。例えば D:\webservice\tomcat になります。
     また[Path]にTomcatのフォルダの中の[bin]を追加します。例えば D:\webservice\tomcat\bin になります。

     サービスとして起動するには、コマンドプロンプトを開いてトムキャットの bin ディレクトリへ移動して次のコマンドを実行します。

    service.bat install

     もし「[error] [ 3540] 指定されたサービスは既に開始されています。」と表示されたら、既にサービスに登録されていることを疑ってみます。サービス名はAから始まる「Apache Tomcat ・・・」です。

     次にWindowsサービスの一覧を開いて「Apache Tomcat ・・・」を見つけます。
     「スタートアップの種類」が手動になっていますので、自動へ変更します。

    Apache HTTP Server

     最後に Apache Http Server をセットアップします。
     ZIPファイル内の [Apache24] フォルダを任意のローカルディスクに保存します。わたしはフォルダ名を[apache]に変更しました。

     次に設定ファイルを更新します。
     Apache HTTP Serverのフォルダにある conf\httpd.conf をメモ帳で開きます。
     Define SRVROOT “パス” のパスを実際のパスに書き換えます。例えば D:/webservice/apache になります。
     次の2行の先頭にある#を取り除いて有効にします
    #LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so
    #LoadModule proxy_ajp_module modules/mod_proxy_ajp.so
     次の2行を追記します。
    ProxyPass / ajp://localhost:8009/
    ProxyPassReverse / ajp://localhost:8009/

     ファイルを保存して閉じます。

     サービスとして起動するには、コマンドプロンプトを開いてアパッチの bin ディレクトリへ移動して次のコマンドを実行します。

    httpd.exe -k install

    MariaDB

     MySQLを使おうかMariaDBにしようか、色々と悩みました。色々と調べてみるとMySQLとMariaDBには際立った違いはなく、こだわらない人には「どちらでもよい」と感じられる程度の差異があるとの認識に達しました。今回はMariaDBを使うことにします。

     MSIファイルをダブルクリックしてセットアップを始めます。
     パスワードやインストール先パスを入力し、「Use UTF8 as default server’s character set」のチェックを入れます。

     これでMariaDBのセットアップが終わり、サービスとしてMariaDBが動作しています。

     次にWindowsのシステム環境変数を設定します。[Path]にMariaDBのフォルダの中の[bin]を追加します。例えば D:\webservice\MariaDB\bin になります。

    MariaDB Connector/J

     ダウンロードしたjarファイルを次の2つのフォルダに保存します。

    • jdk/lib
    • tomcat/lib

     Tomcatが開始されているときはファイル保存後に再起動します。

    開始(サービス登録していないとき)

     最初に Tomcat を開始します。
     Tomcat のフォルダにある bin\startup.bat をダブルクリックで Tomcat を開始します。
     [JAVA_HOME]に関するエラーが表示されたばあいは、環境設定のパスを再確認します。パスをコピペしてみると良いでしょう。

     次に Apache Http Server を開始します。
     Apache HTTP Serverのフォルダにある bin\httpd.exe をダブルクリックで Apache Http Server を開始します。

     最初に開始するときは Windows によって PC が保護されます。

     これを回避するために bin\httpd.exe ファイルのプロパティを開いて、[全般]タブの下側にある[許可する]にチェックを入れて[適用]します。これで bin\httpd.exe ファイルをダブルクリックで実行できるようになりました。

     ブラウザーを開いて http://localhost を開きます。Apache Tomcat の画面が表示されれば成功です。

    終了(サービス登録していないとき)

     開いている httpd.exe の画面の右上にある X をクリックして閉じます。
     次に Tomcat のフォルダにある bin\shutdown.bat をダブルクリックで Tomcat を終わらせます。

    https

     これでローカルPCにサーブレットとJSPの実行環境が整いました。
     本番環境では https が使われますので、http から変更する設定が必要になります。でもドメインが必要になりますので、ローカル環境では難しいとおもいます。別の機会に紹介できればいいなとおもいます。

    アプリを動かす設定

     Tomcat/webapps のフォルダに アプリ名(コンテキストルート)/WEB-INF のサブフォルダを作ります。例えば tomcat\webapps\hello\WEB-INF という風です。

    サーブレットファイルを配置

     サンプルのサーブレットファイル(なんとか.class)は WEB-INF フォルダに classes サブフォルダを作って保存します。

    web.xml を配置

     Tomcat/conf/web.xml を WEB-INF フォルダにコピペして、メモ帳で開きます。次のブロックを探しましょう。

    <servlet>
    <servlet-name>default</servlet-name>
    <servlet-class>org.apache.catalina.servlets.DefaultServlet</servlet-class>
     ・・・
    <load-on-startup>1</load-on-startup>
    </servlet>

     ↑これを、↓このように書き換えて保存します。

    <servlet>
    <servlet-name>default</servlet-name>
    <servlet-class>アプリ名(コンテキストルート)</servlet-class>
    <load-on-startup>1</load-on-startup>
    </servlet>

    設定反映

     Tomcatを再起動することで設定が読み込まれます。

    実行

     ブラウザーを開いてURL「http://localhost/アプリ名(コンテキストルート)」を開きます。
     無事に開きましたでしょうか?

    稼働確認プログラム

     稼働確認のためにつくったプログラムはこちらからダウンロードできます
    [Java]Tomcat-MariaDBサンプルプログラム

  • [Domino]欲しい情報が最初に目に入るノーツドミノ

    [Domino]欲しい情報が最初に目に入るノーツドミノ

    私が作成したもの、私のチームが作成したもの、とにかく私に関係あるもの、これらの情報が真っ先に見える情報システムって素敵ですよね。必要な情報を探さない、そこにある、私は大好きです。

     個人ビューは誰でもノーコードから作成できます。アクセスする権限さえあれば、私が求める形式で、私が見やすい並び順で、私が見たいものだけをノーコードやローコードでいつでも表示できます。情報エンジニアにしか扱えないプロコードは必要ありません。

     『購読』という機能を使えば、私がウォッチする範囲のデータが投稿または更新があると通知してくれます。これはノーツクライアントから誰もが使えるプロコード不要の機能です。

  • [Domino]分かり易い画面をもつノーツドミノ

    [Domino]分かり易い画面をもつノーツドミノ

    一定のルールにのっとったUI(ユーザーインターフェース)で、どのアプリも作られています。ひとつのアプリを使えるようになれば、他の何百というアプリも抵抗なく使えます。業務で使うアプリは操作方法の文書を読まなくても使えると嬉しいです。恰好がパッとしなくてもよいのです。無駄なく確実に使えるアプリであることが一番です。

     アプリはテンプレート(ひな形)から設定を変更するノーコードでつくることができます。小さいプログラムを入れたローコードや、ICTエンジニアに依頼してプロコードで新しいテンプレートをつくることもできます。テンプレートができあがれば、同様のアプリをいくつでもつくることができます。

     DXを推進するためにユーザーが自分でアプリをつくっていくことができます。ユーザーがDXを推進できるというのがノーツの特徴ですが、ノーコードでつくられたアプリができることは限られます。
     ユーザーによってアプリがたくさんつくられますが、管理用ソフトウエアで制御することができます。ユーザーがICT部門に権限を与えてくれなくても、ICT部門は権限を取得できます。そっと見守るように管理することもできます。

     セキュリティ設定を制御することでICT部門が独占的にアプリを開発・リリースできるようにすることができます。一般的にアプリが高度化・複雑化します。
     個々のユーザーが求める情報を優先的に表示するようにするためにはICTエンジニアの技術力と経験が必要になります。ひとによって見えるものが違うというのは完成イメージを想像するのが難しいです。思いやりも必要ですね。

     アプリ間やシステム間の連携をするようになるとノーツドミノってイイよねってなります。

  • [Domino]業務の標準化・承継を推進する事例

    [Domino]業務の標準化・承継を推進する事例

    業務をひとからひとへ継承するときどうしていますか?

     業務の手順を普段から作成している場合だけでなく、引き継ぎが必要になってから文章を書くこともあるとおもいます。
     それらの文章はすべての担当者が共有する標準的な手順として扱われていますか?

     表計算やワープロなど数多くのファイルをファイルサーバーやシェアポイントなどへ保存していませんか?
     会社の資産として整理整頓できていますか?

    手順を管理するアプリ(データベース)

    それぞれの担当者がおこなう雑多な業務のやり方を常日頃から入力・更新しておくアプリがありました。
     創造的な業務はざっくりした手順で、機械的に進める業務は細かい手順を入力します。
     このアプリには会社全体でおこなっている業務の手順が集められて、これを参考に管理・合理化を進める部署では業務の合理化・標準化を進めます。

     直接ノーツドミノへ入力することでファイルが散らかることがありません。ファイルをひとつひとつ開いて中身を確認するような手間はありません。文章は素早く検索できます。

     将来、事業承継をすることになったときでも、会社の業務すべての手順があれば、引き継いだひとも安心です。

    仕組み

    文章を管理するデータベースソフトウエアであり、業務アプリを素早く開発する基盤でもある『ノーツドミノ』を使うと、このアプリをノーコード(プログラム開発不要・エンジニア不要)で開発できます。

  • [Domino]手作りDXを推進するノーツドミノ

    [Domino]手作りDXを推進するノーツドミノ

    ICTエンジニア不要でDXを推進する方法をお伝えします。強力な開発プラットフォームがICTエンジニアなしでDXを推進できるようにします。

     個々のデータを入力・表示する画面は文章を編集する方法の延長です。データ一覧を表示する画面は個人ビューやフォルダをつくる方法と同じです。
     このようにユーザーが使うことの延長線上にデザイン(設計)することがあるのがノーツの特徴になります。ノーツドミノを使っていれば自然にデザインに入っていけます。

     データ入力・表示するデザインは、ノーツドミノで表を含む文章を入力したことがあればスムースに作成できます。ノーツドミノに文章を作成する要領で作成し、追加でデータを入力するフィールドを配置することでデザインが完成します。ユーザーの文章作成画面とデザイン画面の使い勝手が同じなので、業務を一番知っているユーザーが自信を持ってDXを主導することができます。

     データを一覧表示するデザインは、個人ビューや個人フォルダーと同じものです。ノーコードから作成できます。

     このようにユーザーがデザインできるのがノーツドミノの利点です。しかしながらパフォーマンスを考慮に入れたデザインが必要になったら、総合的な知識があるノーツドミノのICTエンジニアにお任せください。

  • [Domino]文書の貼り付けを禁止する方法

    [Domino]文書の貼り付けを禁止する方法

    はじめに

     多くのユーザーに使われているアプリを長年使用していると、個人メールだったり他のアプリの文書だったりが紛れ込んでいることがあります。

    文書の貼り付けを禁止する方法

     アプリのすべてのビューのQueryPasteイベントに次の行を追加することで、貼り付けを禁止することができます。

    Continue = False

     このアプリの文書だけは許可したいというふうに、一部の文書を許可するばあいにはもっと複雑なコードを書く必要があります。

    さいごに

     文書を貼り付ける以外にも、メニューから[ファイル]-[インポート]で文書を追加することができます。この対策として、追加されてしまった文書を表示しないようにしたり、自動削除したりする方法が考えられます。

  • [Domino]エクセルを操作する

    [Domino]エクセルを操作する

     ノーツからエクセルを操作するにはエクセルオブジェクトを作成して操作します。

    Dim アプリ As Variant
    Set アプリ = CreateObject ({Excel.Application})

     詳しくは次のリンクを参照してください。

    [中級][LotusScript]ノーツからエクセルを操作するには

    オブジェクト モデル (Excel)

  • [Java]Spring Initializrで始めるウェブ開発

     Spring Bootのサンプルプログラムをつくってビルドしてみました
     OSはWindowsを使いました

     内容は Spring クイックスタートガイド に沿っています

    準備

     Javaが使えるようになっていることが必要です。JDKのセットアップの詳細はこちら↓に記載しています
    JDK (Java Development Kit) - [Windows]初めてApache Tomcatをセットアップ

     Maven, Tomcat, Spring Boot はインストール不要です

    Spring Initializrでひな形をつくります


     まずは Spring Initializr のサイト↓を開きます
    Spring Initializr

     次のような感じで設定します。
     Spring Boot のバージョンは、特に制約が無ければ括弧がないものの中で大きな数値を選びます。Packaging はウェブ用の『War』を選びます。Java のバージョンはお使いの環境にあわせます
     右側のDependencies で『Spring Web』を追加します

     設定が終わったら『GENERATE』ボタンを押します。ダウンロードが始まります

    ひな形を更新します

     ダウンロードしたひな形を展開します
     これからは、先の『Package name』に設定した値を『パッケージ名』、『Name』に設定した値を『ネーム名』と表記します
     展開したフォルダの中にある src\main\java\パッケージ名\ネーム名Application.java をメモ帳で開きます

    元はこんな感じです↓

    package パッケージ名;
    
    import org.springframework.boot.SpringApplication;
    import org.springframework.boot.autoconfigure.SpringBootApplication;
    
    @SpringBootApplication
    public class HelloApplication {
    
    	public static void main(String[] args) {
    		SpringApplication.run(HelloApplication.class, args);
    	}
    
    }

    追記したものはこんな感じになります↓ 太字の行を追加します

    package パッケージ名;
    
    import org.springframework.boot.SpringApplication;
    import org.springframework.boot.autoconfigure.SpringBootApplication;
    import org.springframework.web.bind.annotation.GetMapping;
    import org.springframework.web.bind.annotation.RequestParam;
    import org.springframework.web.bind.annotation.RestController;
    
    @SpringBootApplication
    @RestController
    public class HelloApplication {
    
    	public static void main(String[] args) {
    		SpringApplication.run(HelloApplication.class, args);
    	}
    
    	@GetMapping("/hello")
    	public String hello(@RequestParam(value = "name", defaultValue = "World") String name) {
    		return String.format("Hello %s!", name);
    	}
    
    }

     ファイルを保存して閉じます

    ビルドします

    次の手順でビルドと動作確認ができます

    1. Windowsコマンドプロンプトを開きます
    2. ひな形の中にある pom.xml が置かれたフォルダへ移動します
    3. 『mvnw clean package spring-boot:run』コマンドを実行します
    4. 『… : Started HelloApplication in …』と表示されて画面が止まるまで待ちます(コマンドは終了しません)
    5. ブラウザを開きます
    6. http://localhost:8080/hello へアクセスします
    7. ブラウザに『Hello World!』と表示されます

     Windowsコマンドプロンプトを終わるときはキーボードから「Ctrl + C」キーを押します

     Windowsバッチをつくるとこうなります

    cd /d "%~dp0"
    call mvnw clean package spring-boot:run
  • [Java]Apache Mavenインストールからプロジェクト作成まで

     片仮名で「メーベン」とするのが日本語っぽいでしょうか。色々なライブラリを使ったJavaのプログラムをビルドするためにあるそうです

    ダウンロード

     こちら(Apache Maven のダウンロード – Apache Maven Project)から圧縮ファイルをダウンロードできます。

    インストール

     解凍したら任意のフォルダに保存します

     次にWindowsのシステム環境変数を設定します。
     [スタート]から[環境変数]を検索して、[システム環境変数の編集]を開きます。[システムのプロパティ]-[詳細設定]タブが開きますので、右下の[環境変数]ボタンを押します。

    Windows環境変数

     [Path]にMavenのフォルダの中の[bin]を追加します。例えば D:\webservice\maven\bin になります。

    確認

     確認のために、次のようにMavenのバージョンを表示してみましょう

    mvn -v

    settings.xml設定

     Mavenによって自動ダウンロードされるファイルが保存されるフォルダを作成します。次にsettings.xmlを更新します

    1. お好きな場所にフォルダを作成します
    2. Maven\conf\settings.xmlをメモ帳で開きます
    3. キーボード Ctrl + F キーで『<localRepository>』を探します
    4. 『<!–』から『–>』まではコメントなので、それよりも外にフォルダを指定します。次のような行を追加します↓
    <localRepository>D:\webservice\maven\repository</localRepository>

     これで設定は終わりです

    プロジェクト作成

    Spring Initializrでひな形をつくる

     Mavenには次のようなSpring Bootのアーキタイプがありますが、10年も更新されず放置されているようです

    3213: remote -> org.springframework.boot:spring-boot-sample-tomcat-archetype (Spring Boot Tomcat Sample)


     Spring Initializrで『Project』を『Maven』にして、ひな形をつくると良いでしょう

    Mavenでひな形をつくる

     流れは次のようになります

    1. Windowsコマンドプロンプトを開きます
    2. プロジェクトをつくるフォルダへ移動します
    3. mvnコマンドを実行します

    コマンドは次のようなものです↓

    cd /d "プロジェクトをつくるフォルダ"
    mvn -B archetype:generate "-DgroupId=グループ名" "-DartifactId=プロジェクト名"

    注意事項

    • グループ名に「-(ハイフン、マイナス記号)」を含めるとビルド時にエラーになります。1行目のハイフンのところで「;(セミコロン)」がないと言われます

    実行結果

    次のようにフォルダとファイルがつくられます↓

    プロジェクトをつくるフォルダ
      プロジェクト名フォルダ
        srcフォルダ
          mainフォルダ
            javaフォルダ
              グループ名フォルダ
                App.javaファイル
          testフォルダ
            javaフォルダ
              グループ名フォルダ
                AppTest.javaファイル
        pom.xmlファイル

    App.javaはこんな感じです↓ コメントを取り除いています

    package グループ名;
    
    public class App 
    {
        public static void main( String[] args )
        {
            System.out.println( "Hello World!" );
        }
    }

    AppTest.javaはこんな感じです↓ コメントを取り除いています

    package グループ名;
    
    import junit.framework.Test;
    import junit.framework.TestCase;
    import junit.framework.TestSuite;
    
    public class AppTest 
        extends TestCase
    {
        public AppTest( String testName )
        {
            super( testName );
        }
    
        public static Test suite()
        {
            return new TestSuite( AppTest.class );
        }
    
        public void testApp()
        {
            assertTrue( true );
        }
    }

    pom.xmlはこんな感じです↓

    <project xmlns="http://maven.apache.org/POM/4.0.0" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
      xsi:schemaLocation="http://maven.apache.org/POM/4.0.0 http://maven.apache.org/maven-v4_0_0.xsd">
      <modelVersion>4.0.0</modelVersion>
      <groupId>グループ名</groupId>
      <artifactId>プロジェクト名</artifactId>
      <packaging>jar</packaging>
      <version>1.0-SNAPSHOT</version>
      <name>プロジェクト名</name>
      <url>http://maven.apache.org</url>
      <dependencies>
        <dependency>
          <groupId>junit</groupId>
          <artifactId>junit</artifactId>
          <version>3.8.1</version>
          <scope>test</scope>
        </dependency>
      </dependencies>
    </project>

    ビルド

     できたサンプルをビルドするには、プロジェクト作成時につくられたpom.xmlファイルがあるフォルダへ移動してから次のようにコマンドを入力します

    cd /d "プロジェクトをつくるフォルダ\プロジェクト名"
    mvn compile

    削除

     プロジェクトを削除するには、プロジェクト作成時につくられたpom.xmlファイルがあるフォルダへ移動してから次のようにコマンドを入力します

    cd /d "プロジェクトをつくるフォルダ\プロジェクト名"
    mvn clear
  • [Java]SPRING BOOT CLIインストール

     EclipseやVisual Studio Codeを使うばあいは不要です
     Spring Initializrを使っても良いかもしれません

     次のページの『手動インストール』部分にある圧縮ファイル(例えば spring-boot-cli-3.3.5-bin.zip)をダウンロードします
    Spring Boot のインストール - Spring

     任意のフォルダに保存します。

     [スタート]から[環境変数]を検索して、[システム環境変数の編集]を開きます。[システムのプロパティ]-[詳細設定]タブが開きますので、右下の[環境変数]ボタンを押します。

    Windows環境変数

     [Path]にSpring Boot CLIフォルダの中の[bin]を追加します。例えば D:\webservice\spring_CLI\bin になります

  • [C API]文書が開かれたり保存されたりするときに呼び出されるDLL

    [C API]文書が開かれたり保存されたりするときに呼び出されるDLL

     notes.iniに『NSF_HOOKS=①DLL名』と指定すると、文書が開かれたり保存されたりしたときにDLLが呼び出されるようになります。
     呼び出されるDLLファイル名は、ノーツプログラムディレクトリに配置される多くの*.exeファイルと同じように先頭が『n』から始まるようにします。
     notes.iniに記載する①DLL名はDLLファイル名の先頭の『n』と拡張子『.DLL』を取り除いたものになります。

     もし『NSF_HOOKS=①DLL名』の記載があって、該当のDLLファイルが存在しないときどうなるでしょうか?
    試したところ…設定が無視されるだけで、エラーが発生したりサーバーがクラッシュすることはありませんでした。

     NSF_HOOKSから呼び出されるDLLのサンプルはC API Toolkit for Notes/Dominoのsample/admin/trackerにあります。

    https://note.com/notesdomino/n/nbb372fc27daa

    https://note.com/notesdomino/n/n6e674c879c5d

  • [MariaDB]データベースを作成してみます

    [MariaDB]データベースを作成してみます

    HeidiSQLで

     MariaDBをインストールするとHeidiSQLが付いてきます。このHeidiSQLを開いて新しくデータベースを作成してみます

    画面左側の [localhost] - [新規作成] - [データベース] を選びます

    [データベースを作成] 画面で、任意の [名前] をいれます
    [照合] は何を選んだらいいの?というのが今回のお話しの中心になります

    照合

    データを比較するときにどうするかというものです
    日本語対応のUTF-8にするのでutf8mb4にしますが、utf8mb4から始まるものがたくさんあります
    細かいことは列の設定でもできるそうなので、データベースの設定としてはutf8mb4_binにします
    binはバイナリ比較をするという意味で、アルファベットの大文字小文字や平仮名片仮名を別の文字として比較します

    データベースを作成するときに名前と照合が必要でした

    テーブル

    MariaDBはOS2/400と同様に、あらかじめを定義する必要がありそうです

    Notes/Dominoはデータベースのパスとタイトルを決めればOKで、基本の NoteID と UniversalID のふたつのテーブルは一律に自動作成されました
    こういうところがMariaDBとNotes/Dominoの違いなんだねと感じます

    先程作成したデータベース名のところでマウス右ボタンクリックして、[新規作成] - [テーブル] を選びます

    インターネットで見つけた『掲示板サーブレットを作成する』記事のデータベースならこんな感じになるのかなとサンプルを作ってみました

    コマンドプロンプトで

     Windowsコマンドプロンプトを開いて新しくデータベースを作成してみます
     例えば次のように操作できます

    mariadb -u ユーザー名 -p
    (パスワード入力)
    create database `データベース名`;
    show databases;
    use `データベース名`;
    create table `テーブル名` (`カラム名` 型 オプション,`カラム名` 型 オプション,・・・);
    show tables;
    select count(*) from `テーブル名`;
    
    drop table `テーブル名`;
    drop database `データベース名`;
    exit;

    データ定義 - MariaDBナレッジベース

    よくあるエラー

     MariaDB中のデータベース名やテーブル名などの前後は「`(バッククォート:Shift + @)」で囲みます。バッククォートを忘れると次のようなエラーが出ます

    ERROR 1064 (42000): You have an error in your SQL syntax; check the manual that corresponds to your MariaDB server version for the right syntax to use near '*' at line *

     名前によってはバッククォートを付けなくても大丈夫なこともあります。例えば先頭文字が英字でコマンドとは異なる文字列のばあいです

  • [Java]Tomcat-MariaDBサンプルプログラム

    [Java]Tomcat-MariaDBサンプルプログラム

     Java Servletの開発環境をつくったあと、テストするためにつくったJavaファイルとコンパイルバッチを無料ダウンロードできます

    ダウンロードファイルの中身は次のものです
    • HelloWorld.java
    • コンパイル(管理者として実行).bat
    コンパイルするときのファイルの配置は次のようにしています

    %CATALINA_HOME%\webapps\hello\WEB-INF
     web.xml
     src\HelloWorld.java
     classes\HelloWorld.class (コンパイル結果)

     『コンパイル(管理者として実行).bat』はどこにあっても構いません
     Tomcatのサービス名は『Tomcat10』としています

     『HelloWorld.java』内の{ユーザー名、パスワード}は実行環境にあわせて変更してください

    実行環境を構築する記事はこちらです

    [Windows]初めてApache Tomcatをセットアップ

    『HelloWorld.java』の動作

     ダウンロードできる『HelloWorld.java』はTomcatおよびMariaDBを使ったServletの開発環境が正しく構築できているか確認するためにつくりました

    プログラムがおこなうこと

     HelloWorld.javaは次の順番で動作し、ログをHTMLで表示します

    1. MariaDBに接続します
    2. 8桁の今日の日付でデータベースをつくります
    3. つくったデータベースに6桁の今の時刻でテーブルをつくります
    4. つくったテーブルに1行のデータを追記します
    5. テーブルの中身を取得します
    6. つくったデータベースを削除します
    7. MariaDBから切断します

  • [スマートフォン]SIMカードを抜き差しするとき電源は切る?

    [スマートフォン]SIMカードを抜き差しするとき電源は切る?

     iPhoneのSIMを交換することになって、方法をインターネットで調べたときのハテナ?をメモします。
     まとめサイトの記事のいくつかはSIMカードを交換するときはiPhoneの電源を切りましょうと書かれています。
     iPhoneのメーカーAppleの公式サイトでは、電源について記載がありません。電源を切る必要はなく、気にする必要はないということでしょう。ただしSIMトレイを引き出すときに差し込むピンを強く押し込まないように注意があります。

     インターネットではメーカーサイトと異なることが書かれていることがあります。私たちも気を付けないと…

    [Apple]iPhone の SIM カードを取り出す/入れ替える

  • [検索エンジン]ドメインを限定した検索

    site:ドメイン

     どこかの国のサイトから検索したいときは、その国のドメインのサイトから検索します。例えば次のようになります

    検索語 site:.uk

     日本の政府関係のサイトから検索したいときは次のようになります

    検索語 site:.go.jp
  • [Excel]ワークシート名を取得

     ウェブやモバイルのエクセルでは CELL関数 がサポートされていないそうです

    ワークシート名を取得する関数

     Excelのワークシート名をセルに表示するためにCELL関数を使います。CELL関数の戻り値にはファイルパスとワークシート名を含むため、ワークシート名を抽出する必要があります

    =CELL("filename")
     または
    =CELL("filename",A1)
    
     ↓
    "https://・・・/一部のフォルダ名/[ファイル名.xls]シート名"

     上の式にある『A1』は範囲を表します。現在のワークシートのA1セルという意味です。A2でもB1でもOKです。現在のワークシートのどこかを指していれば何でもOKです
     範囲を省略することもできますが、別のワークシートで同じ式が使われると、こちらの計算結果も別のワークシートのものと同じになるそうです。きっとキャッシュが絡んだ問題なのでしょう

    現在の Excel ファイルの名前、パス名、またはワークシート名をセルに挿入する - Microsoft

    CELL 関数 - Microsoft

    文字列からワークシート名を抽出

     CELL(“filename”)の戻り値に含まれる最後の角括弧(])より右側がワークシート名になります

    簡易に最初の角括弧より右側をとる式はこちら
    =LET(FN,CELL("FILENAME",A1),MID(FN,FIND("]",FN)+1,LEN(FN)))
    
    きちんと最後の角括弧より右側をとる式はこちら
    =LET(FN,CELL("FILENAME",A1),IF(ISERROR(FIND("]",FN)),"",MID(FN,FIND(決して使われない記号,SUBSTITUTE(FN,"]",決して使われない記号,LEN(FN)-LEN(SUBSTITUTE(FN,"]",""))))+1,LEN(FN))))
     ※注:「決して使われない記号」はパスやワークシート名に含まれない1文字

     きちんと最後の角括弧より右側をとる式はとても長いです。何をしているか説明します

    1. CELL(“FILENAME”,A1)」で、ワークシート名を含む値を取得して値の名前をFNにします
    2. IF(ISERROR(FIND(“]”,FN)),””,」で、FN値に角括弧が含まれていないときはブランクを返して終わります
    3. LEN(FN)-LEN(SUBSTITUTE(FN,”]”,””))」で、角括弧の数を調べます。角括弧をすべて取り除いたFN値の長さと、元のFN値の長さを比べることで、角括弧の数を調べています
    4. SUBSTITUTE(FN,”]”,決して使われない記号,角括弧の数)」で、一番最後の角括弧を決して使われない記号に置き換えます
    5. FIND(決して使われない記号,一番最後の角括弧を決して使われない記号に置換したFN値)」で、一番最後の角括弧の位置を特定します
    6. MID(FN,一番最後の角括弧の位置+1,LEN(FN))」で、一番最後の角括弧よりも右側を取得します

    感想

     こういった関数型の言語は「ローコード」とか言われて簡単に使えそうな雰囲気を醸し出すのに成功しています。でもこのように長いコードになると「読めない・理解できない」です。

  • [Excel]年齢の計算

    [Excel]年齢の計算

     年齢に関しては『年齢のとなえ方に関する法律』『年齢計算ニ関スル法律』と『民法 第百四十三条』に記載があります。
     生まれた日が0歳になりますので、次の誕生日は1歳になります。
     そして生まれた時刻は関係ありません。日付がかわる深夜00:00から誕生日が始まります。

     これらの法律の条文を読んでいる限りではわからなかったのですが、『年齢の計算に関する質問主意書 平成十四年七月二十五日』の1項には「法律上の満年齢計算では誕生日の前日に年齢を加算する」と記載があります。つまり4月1日生まれのひとは3月31日に年をとることになります。

     これを踏まえて、年齢を求めるエクセルの計算式は次のようになりました。

    =DATEDIF(誕生日-1,TODAY(),"Y")
     または
    =DATEDIF(DATE(誕生日の年,誕生日の月,誕生日の日)-1,TODAY(),"Y")
    日付に整数を加減算することの意味

     日時値の整数部分は日付を表し、小数部分は時刻を表します。例えば日時値から1を差し引くと前日になります。

  • [Windows]コマンドと同じ名前のbatを作らないこと

     Windowsでbatファイルをつくるとき、最も気を付けなければならないのはファイル名でしょう。
     ファイルの検索はカレントディレクトリが最優先されるため、命令を実行したつもりがバッチを実行してしまって???となることがあります。

  • [Linux]lsで取得したファイル一覧をTSV形式に変換して表計算ソフトに取り込みました

    [Linux]lsで取得したファイル一覧をTSV形式に変換して表計算ソフトに取り込みました

     lsコマンドでファイルの一覧を取得できますが、表計算ソフトに貼り付けられるようなテーブルではありません。使い勝手を良くするためにCSVまたはTSV形式のファイルに変換してみましょう。

     lsコマンドの結果は次のような規則があります。
     「/」で始まる行はディレクトリをあらわします。ここからディレクトリの情報が表示されるという意味です。
     「-(ハイフン)」で始まる行はファイルです。

     では、ノーツ(開発プラットホーム)のアクションボタンでCSVやTSVに変換するプログラムをコーディングしてみましょう。
     ※最初はC#で変換しようとしましたが、ノーツの手軽さに負けました。

     次は、Windows OS のドキュメントフォルダの source.txt ファイルを読み込んで result.tsv を作成するプログラムになります。コーディングの手間を減らすためにファイル名を固定にしています。

    Option Declare
    
    Const SOURCE_FILE = {source.txt}
    Const CHAR_SET = {UTF-8}
    Const RESULT_FILE = {result.tsv}
    Const PathPartition0 = {/}   ' 初期値
    Const PathPartition1 = {\}   ' 選択値
    
    Sub Click(Source As Button)
    	Dim RESULT_SEPARATOR As String
    	RESULT_SEPARATOR = Chr (9)
    	
    	Dim sourcefolder As String
    	Dim pathpartition As String
    	Dim sourcefilepath, resultfilepath As String
    	Dim scriptshell As Variant
    	Dim sourcefile, resultfile As Integer
    	
    	On Error Resume Next
    	Set scriptshell = CreateObject ({WScript.Shell})
    	sourcefolder = scriptshell.SpecialFolders ({MyDocuments})
    	On Error Goto 0
    	If 0 = Len (sourcefolder) Then
    		Print {MyDocuments フォルダが不明}
    		Exit Sub
    	End If
    	pathpartition = PathPartition0
    	If 0 < Instr (1, sourcefolder, PathPartition1) Then
    		pathpartition = PathPartition1
    	End If
    	sourcefilepath = sourcefolder + pathpartition + SOURCE_FILE
    	
    	
    	sourcefile = Freefile ()
    	Err = 0
    	On Error Resume Next
    	Open sourcefilepath For Input As sourcefile Charset = CHAR_SET
    	On Error Goto 0
    	If 0 < Err Then
    		Print {ファイルが見つかりません : } + sourcefilepath
    		Exit Sub
    	End If
    	resultfile = Freefile ()
    	resultfilepath = sourcefolder + pathpartition + RESULT_FILE
    	On Error Resume Next
    	Open resultfilepath For Output As resultfile
    	On Error Goto 0
    	If 0 < Err Then
    		Print {ファイルを作成できません : } + resultfilepath
    		Close sourcefile
    		Exit Sub
    	End If
    	
    	Dim sourceline, currentdirectory As String
    	currentdirectory = {}
    	Do Until True = Eof (sourcefile)
    		Line Input #sourcefile, sourceline
    		Select Case Left (sourceline, 1)
    		Case {/}
    			Select Case Right (sourceline, 1)
    			Case {:}
    				currentdirectory = Left (sourceline, Len (sourceline) -1)
    			End Select
    		Case {-}
    			Dim columns (1) As String
    			Dim position, beforeposition, column As Long
    			columns (0) = currentdirectory
    			beforeposition = -1
    			column = 1
    			For position = 1 To Len (sourceline)
    				Select Case Mid (sourceline, position, 1)
    				Case { }
    					If (beforeposition + 1) <> position Then
    						column = column + 1
    					End If
    					beforeposition = position
    				Case Else
    					If (beforeposition + 1) = position Then
    						If 8 = column Then
    							columns (1) = Mid (sourceline, position)
    							Exit For
    						End If
    					End If
    				End Select
    			Next
    			Print #resultfile, Implode (columns, RESULT_SEPARATOR)
    		End Select
    	Loop
    	Close resultfile
    	Close sourcefile
    End Sub

      表計算ソフトを開いて、メニューの[開く]から result.tsv を選択して、区切文字をタブに指定して読み込めば完了です。
     ls で / 以下すべてを取得しているとき、result.tsv の中身を表計算ソフトへコピペするとメモリ不足エラーが表示されることがあるため注意です。

  • [Windows]古いファイルをまとめて削除

     コンピューターのファイルには、動作記録(ログ)や破棄されなかった一時ファイル(ワーク)が含まれます。長く動いているコンピューターにはこれら多くのファイルが残ります。ほおっておくと記憶領域(ハードディスク)の多くを占めるようになるかもしれません。
     更新日時が古いものを削除するには、次のようなWindowsバッチ(*.bat)をつくって動かします。毎月とか毎年など定期的に動かせば安心ですね!

    forfiles /P "パス" /S /D -猶予日数 /C "cmd /C if false==@isdir (echo delete @file @fdate @ftime @fsize byte & del @path)"
    rem 『パス』の末尾は¥マークで終わらないこと!
    rem 『猶予日数』は0から32768の範囲で指定します

    forfiles | Microsoft Docs

  • [Ubuntu]別名を設定

    はじめに

     例えばLaravelで使う[sail]ですが、フルパスを付けると[/home/○/○○/vendor/bin/sail]となります。毎回使うことを考えると、もっと短くしたいと考えるでしょう。
     ※○や○○には環境によって異なる値が設定されます。

    フルパスを調べる

     今どこにいるのか、カレントディレクトリを調べましょう。Ubuntuで次の命令を入れます。

    pwd

     うまく /home/○/○○/vendor/bin/sail の○部分を調べることができたでしょうか?

     次にUbuntuの設定ファイルに追記します。Ubuntuで次の命令を入れて、テキストエディターを起動します。

    vi ~/.profile

     コンソールにファイル内容が表示されたとおもいます。
    キーボードで「i」キーを押して、挿入モードにします。カーソルはファイルの先頭位置にあるとおもいます。その位置で次の行を挿入します。[○]部分は、先に調べたパスで置換してください。

    alias sail='[ -f sail ] && bash sail || bash /home/○/○○/vendor/bin/sail'

     次に[Enter]キーを押して改行します。そして[ESC]キーを押して挿入モードを終えます。
    ファイルを保存して閉じるために次の命令を入力して[Enter]キーを押します。

    :wq

     更新したファイルを反映させるために、Ubuntuへ次の命令を入力します。

    source ~/.profile

     これで別名の設定は終了です。[sail]と入力したらsailのヘルプが出てくるようになりましたか?

  • [Windows]Show-NetFirewallRule

     ファイアーウォールの設定を全量表示するときに、PowerShellでShow-NetFirewallRuleコマンドを使います。

     Show-NetFirewallRuleコマンドに先立ってDateコマンドを実行すると、Show-NetFirewallRuleの出力内容が要約されるようです。RemoteAddress部分が長いとき、Dateコマンドのあと(直後でなくてもよい)にShow-NetFirewallRuleコマンドを実行すると、RemoteAddressの値が{IPアドレス IPアドレス…}と省略されます。

  • [CGI]わかりやすさを目指して

    [CGI]わかりやすさを目指して

     カミュプリィの『西暦・年齢・和暦・干支対照表』CGIを書くときに気を付けたところは「コードのわかりやすさ」です。

    どのようにわかりやすくしたか?

     CGIはHTMLの内容を出力するプログラムです。表示された『西暦・年齢・和暦・干支対照表』でマウス右ボタンをクリックして「ページのソースを表示」で表示されたものを出力する処理をおこなっています。

     それならCGIが出力するHTMLの内容をそのままファイルに保存しておくのが、もっとも全体がわかりやすくなるとおもい、ざっくり次の内容でテキストファイルを保存しました。

    <!doctype html>
    <html dir="ltr" lang="ja" prefix="og: https://ogp.me/ns#" >
    <head>
    	<meta charset="utf-8">
    	<title>西暦・年齢・和暦・干支対照表</title>
    </head>
    <body>
    	<table>
    		<caption>西暦・年齢・和暦・干支対照表</caption>
    		<thead>
    			<tr>
    				<th>西暦</th>
    				<th>年齢</th>
    /* HEADER CREATE */
    				<th ID="ETO">干支</th>
    			</tr>
    		</thead>
    		<tbody>
    /* TABLE CREATE */
    		</tbody>
    	</table>
    <div class="indent">
    </div>
    </body>
    <footer>
    /* COPYRIGHT CREATE */
    </footer>
    </html>

     『/* HEADER CREATE */』『/* TABLE CREATE */』『/* COPYRIGHT CREATE */』部分のHTMLが足りていませんので、干支や和暦の情報をもとにCGIが補います。CGIには静的なHTMLが一切含まれないことで、読みやすくなっています。

    甲子 (きのえね)
    乙丑 (きのとのうし)
    丙寅 (ひのえとら)
     ・・・
    2019/05/01,令和
    1989/01/08,平成
    1926/12/25,昭和
     ・・・

     このCGIはPythonで作成しましたが、他の言語でも同様の工夫はできるのではないかとおもいます。

  • [CGI]サーバーをいたわってキャッシュを付けました

    [CGI]サーバーをいたわってキャッシュを付けました

     ユーザーのブラウザーから要求がある度にCGIを動かしていたらサーバーの生産性が低いです。特にカミュプリィの『西暦・年齢・和暦・干支対照表』CGIは1年に1回更新すればよい表ですので、要求の度にCGIを動かしていたら、、、うん、無駄よね。

    CGIの対応

     CGIですので実行結果は標準出力へHTMLの内容を出します。また、HTMLの内容をそのままキャッシュファイルにも書き出します。こうしてCGIを動かす度にキャッシュファイルが更新されるようにしました。

    HTTPサーバーの対応

     CGIを置いたディレクトリに「.htaccess」設定ファイルを作成します。URLの指定がディレクトリ止まりであれば、キュッシュファイルを優先して開くようにしました。
     次の例では「まるまる.html」キュッシュファイルが優先で、Pythonで書いた「まるまる.cgi」CGIが劣後になりましす。

    DirectoryIndex まるまる.html まるまる.cgi

     これで、普段はCGIを置いたディレクトリを呼び出すと、「まるまる.html」キャッシュファイルがクライアントに渡されます。
     キャッシュファイルがないときは「まるまる.cgi」CGIが呼び出されます。キャッシュファイルがないのは最初だけなので、ディレクトリを呼び出してCGIを実行するのは最初の1回だけですね、この設定は不要かもしれません。

    OSの対応

     タイマーで定期的にプログラムを開始できるクーロン(cron)で、毎年1月1日に「まるまる.cgi」CGIを呼び出します。

    管理者の対応

     年号が変わったときは、年号ファイルの設定を変更してから、CGIのファイル名を含めたURL「https://www.commuply.co.jp/tools/wareki/まるまる.cgi」をブラウザーから呼び出します。
     CGIのプログラム内容を変更したときもCGIのファイル名を含めたURLをブラウザーから呼びます。

  • [HTTP Server]httpからhttpsへの強制リダイレクト

     誰かが http://www.commuply.co.jp/ へアクセスしようとしても、必ずセキュリティ付きの https://www.commuply.co.jp/ を表示するように設定することができます。

     サイトの全体を変更するには、サイトの一番ルート部分にある .htaccess ファイルに次のおまじないを記載します。

    RewriteEngine on
    RewriteCond %{HTTPS} off
    RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

  • [DNS]メールサーバをDNSへ登録します

     インターネットメールが着信するように、メールサーバをDNSに登録します。

    (空欄) MX メールサーバ名 10

     ※最後の10は優先順位です。メールサーバがひとつしかないときは重要ではありません。

  • [Python]拡張子.pyのままCGIとして動かす方法

    .htaccessファイルに次の行を追記します。

    AddHandler cgi-script .py

  • [Python]CGIが外部ファイルを指定するときのパスの書き方

    CGIはサーバ上で動かすものなので、http のパスではなく、FTPでアクセスするときのパスで書きます。

  • [Python]先頭に書くコマンドパス

    Pythonプログラムの先頭に書くコマンドパスは次のようにします。

    !/usr/bin/python3.6

    StarServerでは次のようにすると動きませんでした

    !/usr/bin/env python

  • [Python]文字コードや改行コード

    StarServerに配置するPythonのCGIは、文字コードUTF-8、改行コードLFにしないと動きませんでした。